今週の雑感

今週は西日本で豪雨が続き、各地で甚大な被害が出た。川が氾濫しているようなところでは、その付近一帯が泥水に浸かっていて、どうしようもなくなっていた。川なんて至る所にあるし、広い範囲が水に浸かってしまえば、一体どこに避難すればいいのか…と途方に暮れてしまうと思う。本当に日本は災害大国だ。それにしてもここ数年、毎年のように「数十年に一度の災害」が起きていて、言葉の定義を見直したほうがいいんじゃないか、と思ってしまう。異常気象とよく言われるようになったのも久しく、異常が通常になってきているような気がする。それは気象に限らないけれど。

そういえば最近、地球温暖化とかエコとかの言葉をあまり聞かないような。それが当たり前の認識になったから? まあ言葉自体はもう市民権を得て、そういう意識や取り組みも徐々に行われてくるようにはなってきていると思うけれど、何だか切迫感が感じられない。確かに、他にも大事なことややるべきことは山ほどあって、それらを無視していいわけではない。でも最近の異常気象のペースを見るに、本当に本腰をいれて取り組まないとそれこそどうしようもない状況に陥ってしまうと思う。「平成が終わる」ってフレーズを良く聞くけれど、だから何?って正直思ってしまう。象徴的なことではあるけれど、そんなぼやっとしたことではなくて、もっと地に足のついた話をして、先のことを考えながらやれることから一つづつやっていかないと、新しい元号なんか迎える前に日本が終わってしまうかもしれない。

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今週家に帰る途中の電車で、乗っている最中に初めて人身事故に合い、しばらく車内で待機することになった。人身事故って割とよくあるからまた遅延か、って思ってしまいがちだけど、起きている事態を考えると、文句はあまり言いたくない。それでも、遅い時間だったから待つのは疲れるし、車内も疲労感が漂っていた。しばらくするとこの状況に飽きてきたのか、隣のおじさんはぶつぶつ言いながら缶チューハイを飲みだすし、ギターを弾きながら車両を行き来する人がいたり、なんだか異様な状況だった。笑。電車は毎日使っていると、車内にいる人には気を払わないしそれぞれ好きなことをしているけれど、いろんな年代層や職業の人がいて、社会の縮図になっている。たまたま乗り合わせただけだけど、朝早くから学校や会社に行っていて遅くに帰っている人たちを見ていると、本当にお疲れ様だなと思う。そんな中、空いている席があるにも関わらず、ずっと立ったまま本を読んでいる真面目そうな小学生がいて、目に留まった。さすがに1時間以上経つと疲れているような素振りが見えたけれど、偉いというか何というか、こんな小学生もいるんだなと思った。夜遅くまで塾かな?大変だと思うけれど、立派に成長してほしい。どういう目線か分からないけれど。笑。そんなことを思ったある深夜の出来事だった。

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